日本生殖医学会学術講演会

16日に下関(海峡メッセ下関)で開催された日本生殖医学会学術講演会に参加してきました。生殖医療に携わる医師、医療従事者、研究者などが集まり、生殖医療に関する様々な発表がおこなわれる学会です。

  

朝8時半~6時20分まで様々な講演が複数の会場で行われます。お昼もランチョンセミナーがあり、お弁当もでます(^^♪
ポスター発表もあり、どこにいくか選ぶのが大変です。

不妊症とビタミンDの関係も面白かったですし、子宮内膜の脱落膜化(卵が着床できる状態の内膜です)についても大変興味深いお話がきけました。

今回特に聞きたかったのが「慢性子宮内膜炎」についてです。最近注目され始めたものなので調べてもなかなか情報が集まりません。
今回慢性子宮内膜炎について複数の演題があがっていました。早めに会場に行きましたが、立ち見が出るほどの状態でかなり注目されていることがわかりました。

検査内容や、どのような細菌が見られたのか、抗生物質で改善がみられた方の割合や妊娠率について、複数の高度生殖医療専門施設にて発表がありました。
まだ治療に取り入れ始めて間もない症状であるため、まだまだわからないことも多いようでした。
ただ移植を何度しても妊娠に至らなかった方の多くにこの症状がみられる可能性があるということは言えるのではないかと思います。

ポスター発表では、明生鍼灸院の木津先生が発表されていました。医師も納得させられるほどのデータを毎回発表されています。
忙しい臨床の合間にこれだけの発表ができるのが本当にすごいと思います。

シンポジウムの中では、衝撃的だったのはIVA(原子卵胞体外活性化法)です。セントマザー産婦人科医院の田中先生が動画も出されていましたが、なかなか衝撃的でした。
同じセッションで卵巣の加齢による繊維化について広島大学大学院の島田先生が発表されていましたが、高LHの状態が影響するとのことでした。
IVAについての発表の中で、卵巣に物理的刺激を加えると二次卵胞発育が促進されるとの発表もあり、直接卵巣に鍼はできませんが、鍼灸治療や近赤外線療法の効果と結びつく何かがあるのではないかと希望的かもしれませんが考えました。

本当は17日もあったのですが、一日だけでも参加してよかったです。

そして、、夜は、山口県「純はり・きゅう院」の篠田先生と開院記念日をお祝いしました(#^^#)実は開院日が11月15日で一緒なのです(私がまねさせて頂きました)!
下関の新鮮なお刺身とビールで乾杯しましたが、写真がなぜかちゃんと撮れていませんでした(´;ω;`)なので写真は夜の会場の写真です、、

こんなところでのご挨拶となっていましたが、おかげさまで当院も2周年を迎えさせて頂きました。
まだまだ未熟な点の多い当院ですが、今後さらに良い診療を提供できるよう精進して参ります!
今後ともよろしくお願いいたします。

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