円形脱毛症の毛根
明日は節分ですね。我が家では一日早く恵方巻といわしを食べました。
今年の方角は「北北西」だそうで、1/3に切った恵方巻を一応無言で北北西を向いて食べました。最後飲み込む前に話してしまったので意味ないかもしれませんが、、(;^ω^)
当院には円形脱毛症で来られる方が多くおられます。そのうちのお一人の毛根の変化をご紹介したいと思います。
その方の状態によるのですが、脱毛がすすんでいる時期に来られると患者さんが帰られたあとに毛髪が残っていることがあります。帰られたあとにベッドに残ったものや治療中に服についている毛髪を保管して、デジタル顕微鏡で観察するようにしています。
無理やり抜いた毛髪だと、途中で切れたり、曲がってしまったり、毛根が歪んでしまうのできちんと観察するためには自然に抜けた髪が一番です。
小学生の患者さんの毛根の写真を下にあげます。来られた当初は毛根が細くなっているのがわかると思います。それが最近になると少しふくらみができてきたのがわかると思います。
そして毛根に少しふくらみができたころから、服についている抜け毛が明らかに減り、脱毛も止まってきました。そして脱毛がストップした部分に産毛がみえています。もう少し様子をみなければいけないと思いますが、やはり毛根の形を観察することは重要だなと感じました。
比較しやすいよう正常な毛根(私の毛髪ですが、、)の写真ものせておきます。
上の写真が初診のころからいくつか抜粋した古い写真、真ん中が最近の写真(治療開始から2ヶ月くらいです)、下が私の毛髪の写真です。