突発性難聴

こんばんは。今朝は福島の地震のニュースにびっくりしました。
お世話になっている先生が福島におられるのですがご無事で本当に良かったです。みなさまのお知り合いの方などは大丈夫でしたでしょうか。

さて表題についてですが、秋は耳鼻科疾患の患者さんが増えるように感じています。

先月3名の方がご卒業されましたが、今月またお二人来院されました。

先月卒業された方のうちお二人は自声強調や耳閉感で来院され、お二人とも改善されました。

お一人は突発性難聴で来院された方でした。病院の治療を受けても変化がなく、全く音が入らない状態で来院されましたが、鍼治療を受けられてから音が入るようになりました。治療を継続し低音は正常域まで改善されましたが高音が中等度難聴で固定となりました。改善は見られたものの、完全に改善とはいかず申し訳なく悔しかったです。患者さんは「やることはやったので覚悟してきた」と言われていましたが、本心は悲しくて悔しくてたまらなかったと思います。

今月来院された方はお一人は突発性難聴で、発症から2ヶ月たってからの来院でした。聴力の変動が全く見られていないことと日にちがたっているので改善が難しいかもしれないとお話ししていたのですが、最近の聴力検査で一部聴力に改善が見られていました。このままできるだけ聴力を上げていきたいと思います！！

もうお一人は、本日耳鳴で来院されました。2ヶ月前に発症し、さまざまな治療を受けたり、良いと言われるものを試してみたりしているそうですが全く症状が改善されないとのこと、、どうにか改善していただけるよう頑張りたいと思います。

できるだけ多くの方に改善頂けるようもっとレベルアップしていきたいと思っています。それと同時に、発症してからできるだけ早く来ていただけるようにしなければいけないなと思いました。

来院された方に、できるだけ早く来院されないと難しいと説明はしますが、多くの方に「鍼なんて思いもしなかった、病院しか思いつかなかった、もっと早く来ていればよかった、、」などなど言われます。

それはごもっともだと思います。私もこの仕事をしていなかったら、なかなか受けようとは思いません。
そこでちょっとでも広められたらと思い、ブログに書くことにしました。とっても小さいことですが、1人でも2人でもよいので知ってもらえればと思います。

難聴の治療は時間との勝負です。聴力が固定してしまったらほとんどの場合、どんな治療をしても動きません。中には、半年や1年過ぎて来院されても改善が見られる方もいますが多くはありません。

上記は、以前私が勤めていた「なかむら第二針療所」に来院されていた難聴患者さん（172人分）のデータをまとめて再認識できたことです。早期に来院されたほうが改善される方が多いと、データとして明確にでています。

何か耳の症状を感じられたらすぐ病院へ行ってほしいと思います。そしてできるだけ早く鍼治療へ来院頂きたいと思います。

耳の症状で気になることなどあればいつでもお気軽にご相談ください。