ご懐妊報告

開院して3か月が経ちましたが、先月当院で初のご懐妊がありました!!心拍も確認でき、もうすぐご卒業になります。

20代の方でまだ妊活を始めて半年くらいだったので不妊とは言えない状態でしたが、もっとすんなり妊娠すると思っていたのですごく焦っているとのことでした。

卵管の検査などやっておくべき検査についてお話しさせて頂き、タイミングの取り方についてもアドバイスをさせて頂きました。まだ不妊とは言えない状態であることをお話ししましたができるだけ早く妊娠したい!!とのことでした。しっかりタイミングをとりつつ、4か月以内の妊娠を目指して治療を開始しました。目標通り早期にご懐妊頂けて良かったです。

鍼治療を開始して早期にご懐妊頂けることがあります。その理由に着床障害の抑制等あると思いますが、タイミングの取り方もあると思います。ここで少しタイミングについて書いていきます。

一番妊娠率が高いのは「排卵の2日前」のタイミングです!!体温表で体温が下がったら、、体温が上がってから、、タイミングをとる方がいますがその時点ではもう排卵している可能性が高いので確率がさがります。排卵検査薬はLHというホルモンの量が増えると陽性となりますが、検査薬をした時に、LHが増えている途中なのかピークを過ぎて下がってきているのかわかりません。なので検査をした時に薄くでも陽性がでればタイミングはとるべきだと思います。

では、なぜ2日前なのでしょう?

(実は途方もない研究をしてデータを出してくれたお医者さんがいるからなのですが、この話は少々マニアックな話になると思いますので興味のある方は直接お聞きください(笑))

卵子の寿命は24時間あるかないか、精子の寿命は約2~3日と言われています。卵子にはあまり時間がありません。なので卵子が無事卵管に到着できた時には精子がいてくれないと困ります。
精子は膣から子宮内に入り、泳いで卵管に到着すると(早いと30分で到着します)、卵管峡部で頭をすりつけて待機します。この状態で卵子を待ちます。この待っている間に精子は受精能を獲得すると言われています(まっすぐにしか進めなかった精子が3次元的な動きができるようになります!)。

つまり、精子が待ち伏せしてそこに卵子がやってくる状態が一番良いのです!!卵子は「やってきたよー!」と精子にちゃんと知らせるホルモンを出します。そのホルモンに誘われて精子は卵子に向かっていきます。

妊娠率を上げるには、精子の待ち伏せ攻撃が一番です。排卵の5日前から妊娠の可能性は上がってきますが、排卵日を過ぎると一気に妊娠率がさがります。

いつタイミングを取るか悩んでおられる方がおられたら上記のことを参考にして頂けたらと思います。

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