検査で何の異常もみられなかった動悸
40代 女性
来院1週間ほど前から動悸が少し出ていた。来院2日前、仕事中にかなり強い動悸がし、仕事を急きょ早退させてもらい循環器内科へ。心電図、血液検査、脈などすべて異常なし、24時間ホルター心電図をつけることになったが、たぶん精神的なものだろうと医師に言われた。翌日安静にしていても動悸がし、鍼来院前の朝にも動悸がしたため、医師に相談しエチゾラムを頓服で服用することになった。家庭のことや、人間関係、などかなりストレスはかかっていたので、ご本人も精神的なものが原因なのではないかと思うとのことだった。
動悸は仕事へ向かうときや、話をするだけでも感じ、肩こりも最近感じるようになっていた。もともと緊張で脇や手足に汗をかきやすく、緊張が強いと顔がほてり胸のあたりが真っ赤になるとのことだった。またペットが亡くなったことが原因で眠れなくなり、薬を服用して寝ていた。
避けられるストレスがあるならそれらをできるだけ避けるよう患者さんと相談し、治療は自律神経の調節と肩こりなど不調なところを改善させることを目的に治療をおこなった。
原因と思われるものをすべて取り除かれたとのことで、二回目の治療時には、エチゾラムを服用しなくても良い状態に回復されていた。同時に脇汗や顔のほてりが軽減されていた。頭痛や途中覚醒があるとのことでもう一度つめて来院されたが、その後は間隔をあけて来院。動悸は再発することなく、薬を服用しなくても眠れるようになり現在は体調をみて来院されている。
コメント
来院前に問い合わせのお電話をいただいての来院でした。病院で原因がみつからず、治療法が何かないかと探されたとのことでした。初診時にお話をお聞きしているときも動悸がしてしまうほどの状態でしたが、環境をかえるなど速やかな対応ができたことですんなりと改善ができたのではないかと思います。仕事場などまわりの方々の協力も大きかったと思います。体に症状が出てしまうほどのストレスをよく耐えてこられたと思います。多くの方が、まさか自分がこんなことに、、と言われますが、症状が悪化する前に体の危険信号を聞き漏らさないようにしてあげてほしいと思います。
クラクラする眩暈と吐き気
20代 男性
約1~2か月前から、頭を動かすとくらくらするめまい、気持ち悪さと吐き気を感じるようになった。病院にてMRIをとるも異常なし、良性発作性頭位めまい症を疑い耳鼻科にて検査を受けたが眼振もなく、原因不明。仕事など集中しているときはまだましだが、仕事が終わり気が抜けるとめまいがきつくでる。
発症前に引っ越しをしたりしてストレスがあったのか、ストレスが原因と思われる発疹や、胃痛、微熱が2週間ほど続くなどの症状があったとのことだった。
もともと首にヘルニアがあり、冷えると首が痛くなることがあった。
仕事がおわったあとに症状が強くなることより自律神経の失調による可能性を考え、自律神経の調整と頸部の筋緊張緩和を目的に治療をおこなった。
治療開始から徐々にめまいがおこる時間が減り、頭が重い感じがなくなった。3回治療後には吐き気もほぼなくなり、頭を動かしてもめまいがおこらないとのことで計4回の治療で終了とした。
コメント
発症から早期に来院頂けたこともあり速やかに改善頂けました。眩暈が出だしてから昼間に眠気を感じるようになったとのことでしたが、そちらも改善頂けました。自律神経が関係している場合は、体位をかえたときなどにクラクラしたり、フワフワする感じの眩暈が多くみられます。耳が関係している場合は、ぐるぐる回ることが多いです。ただ検査してみないとわからないこともありますので、眩暈を感じられたらまず病院へ検査へいかれることをお勧めします。
起床時の腹痛や頭痛などの不調
10代 女性
来院2~3年前から、朝腹痛、頭痛、吐き気、微熱があり、午後からは回復する。学校に行けないこともあり、調子が良いと続けて登校できる。3~4時間目から登校することが多くなっている。色々な病院を受診したが改善されず、1週間前に受診した小児科で起立性低血圧症と診断された。CTを撮ったが異常は見つからず、血圧は80/50だった。整腸剤のみ処方され、様子を見ることになった。
初診時の頃は、頭痛より臍周りの痛みがよくあり、ぎゅーと痛む。痛む場所は日によりかわる。雨天時には頭痛がよくおこった。授業中に腹部が気持ち悪くなり、保健室へ行ったら基本的には落ち着く。週3日くらい目がグラグラすることがある。小さい時から排便は3日に1回くらいで、下痢になる。ここ2カ月胃腸炎を繰り返していた。
胃腸の血流改善と、自律神経のバランスを取ることを目的に、週1回治療を行った。
第2診後、朝の腹痛かわらず夜中起きて嘔吐した日もあった。生理が19日できてしまった。便は出ている。鍼が怖いとのことで、できるだけ本数を少なくし(太さは元々細いものを用意していた)治療をおこなった。第3診後、4日間吐き気が出ず、腹痛も軽減された。下痢・嘔吐しても回復が早くなった。第4診後から吐き気がなく腹痛もなく、普通に学校に登校できるようになった。第5診後、24日周期で生理がきた。吐き気が1日だけあったがすぐ落ち着いた。症状が安定しているため、2週間に1回の治療で様子をみることになった。だいたい症状が落ち着いているため、第6診で終了することとした。
起床時の頭痛、くらくら、吐き気
10代 男性
コロナで休校(学校がある時と同じように朝7時には起床していた)→午前だけ授業が続き、午後からも授業が再開したあたりから37.1度の微熱が続いていた。来院6か月前から起床時に頭痛、動くとぐわんぐわんとする。小児用バファリンを服用していた。来院4か月前から朝の頭痛で一か月に数日学校を休むようになった。来院2か月前~起床時に、頭痛、くらくらめまい、吐き気が出るようになり、内科を受診し、吐き気止めを点滴してもらった。脳神経外科にてMRIなどの検査を受けるが、脳や三半規管は問題なく、起立性調節障害とまではいかないが自律神経が乱れていると医師より言われた。漢方と頓服薬を処方され2週間は良かったがその翌週からは症状が戻った。学校が休みの間はパタッと症状がなくなる。野球部に所属しており、帰るとくたくたになっている。頑張って登校した翌日はしんどい。来院の2か月前から起床時に手と足の痺れが10分ほど出ていた。本人は、部活も学校も行きたい気持ちが強く、頑張って登校していた。
自律神経の調節を目的に、週1回治療を行った。
治療翌日久々に手足の痺れがなく、頭痛も1/10くらいにおさまりすごく嬉しかったとのこと。その翌日からまた頭痛があったり痺れが出たりする日もあった。第4回治療後は、一週間のうち頭痛で休んだのが1日のみになった。治療6回後、頭痛も痺れも(ー)、学校休まず行けた。その後治療間隔をあけて様子をみたところ、たまに頭痛がおこる日もあったが第9回後からは頭痛もなく部活も学校も休まず行けており、計13回で治療終了とした。
