多発型から汎発型へ移行しかけていた脱毛症
◎14歳女性
半年前に右側頭に脱毛部を見つける。その後徐々に脱毛部が増え、皮膚科にてステロイド治療を受けるも脱毛部がどんどん広がっていたった。来院時には頭頂から半分ほど脱毛しており、残っている髪も軽く引っ張るとすぐ抜ける状態だった。また眉毛や腕の毛も脱毛してきていた。ご本人の希望もあり皮膚科での紫外線治療と併用し、週一回の間隔で来院頂いた。
残っていた髪はほとんど脱毛してしまったが、鍼治療開始より順調に発毛し、計18回の治療で終了となった。
(下の写真は、左が初診時、右が治療終了時のものです)
コメント
かなり早く発毛が見られた患者さんでした。今まで診させて頂いた中で一番早かったのではないかと思います。
ご自分から家でもできることを積極的に考えて実行してくれました。思春期の女の子にとってここまで髪が抜けてしまったことは本当に辛かったと思います。最後眉毛がまだ生えそろってはいませんでしたが、産毛が見えていたので終了としました。きっとすぐ生えそろってくれると思います。
単発型から多発型に移行した脱毛症
◎49歳女性
9か月前に髪をといていた時、頭頂部に10円玉くらいの大きさの脱毛を見つける。病院で半年ほど塗り薬とエキシマライトを週に1回受け、翌月から1か月間スーパーライザーを週1回受けていたものの、通院疲れと効果が感じられず中断。1週間前に、抜け毛が大量にあり来院。初診時に、新たに側頭部2か所と頭頂部1か所脱毛が見つかった。1番初めに抜けた頭頂部は産毛が見えていたが、次にできた脱毛部は途中で切れている毛や毛根が細い毛が多数みられた。その後、側頭の脱毛が広がり2つの脱毛部が1つにつながったり、後頭と前頭に新たに脱毛部が見られたが、13回の治療で側頭が生えそろい、側頭、後頭、頭頂の順で発毛していった。28回の治療で全体の発毛が良好だったため、治療間隔を2週間に1回としたが、36回目の治療時に再び抜け毛が増えたと訴えがあったため、週1回の治療に戻した。その後脱毛部がほとんどわからない状態になり、計38回で治療終了とした。
多発型脱毛症
◎11歳女性
4か月前、母親が頭頂部に脱毛を発見。頭頂部は赤みと痒みがあった。皮膚科にて円形脱毛症と診断され、ステロイドの塗り薬を塗っていたが、2か月前からほぼ塗らなくなった。その後、痒みと湿疹が増し、脱毛部も頭頂から後ろへ広がっていった。2か月前からステロイドを中止していたが、2週間前に再開し、炎症を抑える軟膏とアレルギーを抑える薬の服用を始めた。初診時の頭皮の状態は、切れたり折れたりしている毛が多数あり、フケと細い毛が少しあった。脱毛部の中心には発毛した毛が束で見られた。また、痒みはないものの、赤い点がいくつか見られた。父親が過去に円形脱毛症に罹患したことがある。脱毛部は前頭、側頭、後頭、前頭の順で脱毛していったが発毛も同時に進んでいった。髪が抜ける前や抜けている途中で頭皮に痒みや痛みがでることが多くあった。70回目の治療で全体の発毛が良好であったため2週間以上治療間隔をあけ、その後抜け毛もなく発毛良好であったため、計72回で治療終了とした。




