逆子(骨盤位)について

妊娠中期(27週まで)までは30~50%が逆子さん(骨盤位)です。30週頃までは自然に改善される方も多くおられます。

病院で逆子と診断されても、来院頂いたときに改善されている方が約1割ほどおられます。
当院では、エコーにて、逆子か確認をした後に治療を行っていきます。
もし改善されていれば治療の必要はありません。
(初診料1500円のみ頂戴いたします)

逆子(骨盤位)の鍼灸治療について

胎動が増える足のツボにお灸をしていきます。
※お灸をするツボは、至陰と三陰交というツボです

鍼灸をした直後、赤ちゃんが動きやすくなっているときに逆子体操をして頂きます。逆子体操後、胎向を確認致します。

一度の治療で改善されなかった場合は、3~5日の間隔で通院頂きます。その間、お家でご自分でできるお灸を毎日して頂きます。

32週頃まででしたら改善される方が多くみられますが、33週を過ぎてくると改善が難しくなっていきます。それでも帝王切開の日ぎりぎりに改善される方もおられますが、できるだけ早く(32週より前)に来院頂くことをおすすめ致します。

(また最近の論文より骨盤位との診断を受けてから鍼灸治療を受けるまでの期間が短い方が改善が見られやすいとの報告がありました。患者さんのデータが集まりましたら当院でもあてはまるのか、データを出したいと思います。【骨盤位に対する鍼灸治療の効果の検討:辻内敬子ら,全日本鍼灸学会雑誌,67巻】)

何をしても逆子が治らない原因があることもあります。その場合は母子ともに安全な方法で出産されることを優先するべきだと思いますが、そういった原因がない場合、子宮の血流を改善し、胎動を上げることで逆子を改善し、できるだけ帝王切開を避けて頂きたいと思います。

治療代

3800円 (初診料別途1500円)

症例報告

妊娠28週6日約1300g(初診時)  30代

妊娠5か月くらいからずっと逆子と言われているとのこと。来院前日の検診でも逆子(第2胎向、骨盤位)と診断。
心音ドップラーと触診にて胎向を確認したところ前日と変わらず逆子だったため治療をおこなった。逆子体操後、胎向を確認すると、胎児は反対側に移動(第1胎向)していたが心音は臍部横で聴取、まだ逆子のままだった。
ご自宅でせんねん灸と逆子体操を頑張ってもらい、5日後に再診。また第2胎向に戻っていた。鍼灸治療と逆子体操後、腹部上部を触診すると胎児が蹴ってきたためドップラーでさらに確認すると臍部下で心音が聴取でき、改善を確認できた。

【コメント】まだ週数も早く、よく動く赤ちゃんなのでまた逆子になる可能性もありますが、早期に改善頂けて良かったです。ご本人より、第2診の逆子体操中にものすごく動いた感じがしたのでもしかしたら、、と思ったとのことでした。

妊娠32週5日約1580g(初診時)  30代

28週くらいからずっと逆子。産科が大変混雑しておりかなり早めに帝王切開日が設定されていた(結局日にちが訂正されたが、、、)。産科受診、当院へ来院されるたびに位置が変わっていたが逆子のままだったが、第4診目の来院時、胎児心拍の確認と触診にて頭位に改善が確認できたため治療はなしでお帰り頂いた。翌日の産科受診にて頭位だったと喜びのお電話を頂いた。
後日無事に自然分娩されたとのご報告頂きました。

【コメント】小さめの赤ちゃんだったこともあり、動く余裕がしっかりあったのではないかと思います。帝王切開日がかなり早く設定されていたためとても焦っておられました。改善頂けて本当に良かったです。自宅でのお灸も気に入って頂けたようで、続けたいとのことでしたので安産のお灸を紹介させて頂きました。

妊娠34週3日約2200g(初診時)  30代

20週で逆子となったがすぐに改善していた。来院前日の検診でまた逆子になってしまい、来院された。前日の病院での位置とかわっていたがエコーで確認したところ逆子のままだった。第二診直後も逆子のままだったが、翌日微量の出血があり産科を受診されたところ頭位となっていたと、お電話にて報告いただいた。出血は特に問題なく、胎児も元気だったとのことだった。

【コメント】2000gを超えると改善が難しくなってくるのですが、逆子になってすぐに来院頂けたのが良かったのではないかと思います。出血がありどきっとしましたが母子ともに問題ないとのことでほっとしました。改善してくれてよかったです。

妊娠32週3日約1600g(初診時)  20代

27週頃に逆子、29週頃に改善していたが、来院1週間前の検診でまた逆子となっていた。胎動はかなりあるものの第三診後も逆子のままだった。第四診来院前日に赤ちゃんが蹴る位置がかわり、胃のあたりでのつまり感がなくなったとお電話いただいたので逆子体操を中止していただき、翌日エコーにて胎向を確認したところ頭位に改善されていた。

【コメント】赤ちゃんの大きさが小さめだったこともあり、できる限り帝王切開を避けたいとのことで来院されました。治療の効果だったのかなんとも言えないタイミングでの改善となりましたが、帝王切開を回避できてよかったです。

産後のケア

以前の職場が提携していた産科にて、産後のケアを担当しておりました。その時によく言われた症状が、後陣痛、帝王切開後の痛み、乳汁分泌促進、肩こり、などです。

後陣痛は、出産後子宮が元の状態に戻ろうと収縮するために感じる痛みです。生理現象であり正常な反応ではあるのですが、痛みを和らげて少しでも苦痛を取り除くお手伝いをさせていただきます。お乳がなかなか出ない方も、胸部のリンパを刺激することで鍼直後から乳汁がしっかり出てくることがあります。

他の症状として、悪露がなかなかできらないといった症状で来られた方もおられました。

出産直後の痛みから、育児による肩こり、腰痛、腱鞘炎などで鍼灸を利用いただけたらと思います。妊娠中や母乳をあげている時期は薬を飲むのも注意しなけらばなりません。以前妊娠中に難聴になられて、治療に来られた方もおられます。
お母さんが鍼灸を受けることにより赤ちゃんに悪影響はありませんので安心して治療を受けていただけます。

治療代

5000円 (初診料別途1500円)