高眼圧症

3月に入り、花粉症の方には辛い季節になってきましたね。

今日は高眼圧症で来院されている方のご紹介です。

40代女性の方です。5年ほど前に結膜炎後高眼圧症になり、当時は漢方の服用のみで改善されたのですが、また最近結膜炎になり眼科を受診したところ眼圧があがっていました。視野欠損はなく、眼圧は右24、左25でした。点眼薬はなしでしばらく様子をみることになったそうなのですが、できることをしたいと当院へ来院されました。今回も漢方の服用はされています。
自覚症状としては、眼の下に水が溜まっているような違和感、痒み、瞼の二重の線が三重になっている、でした。

治療開始後、徐々に自覚症状がなくなり、治療4回後には自覚症状が完全になくなり、治療6回後には眼圧は右20、左22に。そして治療計12回後、眼圧が右20、左18となり両眼とも正常値内にはいりました。その後は、経過観察も含め治療間隔をあけて通院されています。

この患者さん、眼科の先生に鍼灸を受けることをお話しされていましたが、最初にお話ししたときはあまり良いリアクションがなかったそうです。それが眼圧の低下や症状の改善がみられはじめると、「鍼ってどこにするの?」と聞かれたりと少し興味をもってくれたそうです。それを聞いて、ちょっとうれしいですね、と患者さんとお話していました(*^^*)

眼の治療を中心に治療を行っていましたが、いつもこの時期には何度か風邪をひくのに今年は全然ひいていない、と違う方面でも体調が良いとのことで、それも嬉しい変化でした。

緑内障など、視野欠損が進んでいたり、眼圧がかなり高い場合は鍼のみでの治療はおすすめしませんが、点眼薬との併用で来院頂いたり、今回のような軽度の高眼圧症に関しては鍼治療は効果的です。

同じような症状でお困りの方がおられましたら、お気軽にお問合せください。

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