自律神経とは

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は主に運動しているときや仕事をしているときなど、活動しているときに優位になる神経で、血管を収縮させたり、心拍数をあげたり、消化器の活動を抑制したりします。副交感神経は反対に主に寝ているときなどのリラックスしているときに優位になる神経で、血管を拡張させたり、心拍数を減らし、消化器の活動を促進させます。例えば危険な相手が目の前にいると、神経を集中させ相手をよく見るようにして、体は興奮状態になり、心臓がどくどくなり、ご飯なんか食べてる場合ではないですよね。このようなときに主に働いているのが交感神経です。

また交感神経が働く時間が増えすぎると、免疫力が低下するといわれています。ここでいう免疫力の低下は、ウィルスや細菌などが体に入ってきたときに排除しようとする働きです。つまりは風邪にかかりやすくなるということです。
ストレスが増える→交感神経の興奮状態が続く→体調を崩しやすくなる、まさに「病は気から」ですね。

自律神経失調

自律神経の不調による症状は、多くは交感神経の過剰な興奮によるもので、症状は多岐にわたります。胃痛、胃もたれなどの消化器症状、めまいや耳鳴りなどの耳症状、手掌多汗症やパニック障害など多くの症状が自律神経の不調によっておこると言われています。中には器質的な異常によって症状がおこる場合もあるので、この症状すべてが当てはまるわけではないですが、これらの症状があり病院の検査で異常が見つからないという場合には、自律神経の関与が疑われます。

もともとの体質や、環境の変化、生活習慣など、が原因でおこることもありますが、多くの方が強いストレスを受けているときに発症しています。

当院では、まず症状が出始めた時から遡って、しっかりお話をお聞きし、原因と病態を可能な限り正確に把握し、治療をおこなっていきます。(場合によっては先に病院への受診をおすすめすることもあります。)

鍼灸治療は自律神経症状の治療を得意としています。当院では鍼灸治療に加え、スーパーライザーによるSGB(星状神経節ブロック)を併用し、治療をおこなっていきます。

気になる症状などありましたらお気軽にお問い合わせください。

治療代

・5000円 ・学生:4000円

症例報告

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